添加物の使い分けについて

添加物は、それぞれの目的によって使い分けられています。

例をあげると、食品を長持ちさせる「保存性」を高めるために、保存料が使われています。たとえば、ソルビン酸、安息香酸ナトリウムなどがあります。
これらの保存料は、ハムやソーセージ、漬物、清涼飲料など、かなり多くの食品に使われています。

そして、食品に色をつける目的で使われているのが、着色料です。
例えば、黄色4号、赤色102号、青色1号、カラメル色素などがあります。
これらも、非常に沢山の食品に使われています。

また、酸味を食品につける目的で使われるのが酸味料で、クエン酸、乳酸、リンゴ酸などが使われています。

それ以外では、甘味料、防カビ剤、漂白剤、膨張剤、香料などに分類されます。

そして、これらの呼び方を「用途名」といいます。

添加物の表示について
それぞれの食品には、原材料名の欄があります。
その欄の中には、最初に食品の原料が使っている量が多い順番に表示されています。
その次に添加物が表示されていますが、これも同じように使用されている量が多い順で表示されています。
基本的に、添加物はすべての物質の名前を表示することが決められています。
物質名とは、例えばクエン酸、赤色102号など、具体的なものをいいます。
これらは、それぞれの用途によって、着色料や保存料といった名称に分類されています。

添加物には、この用途名を表示することが義務とされているものもあります。
例えばソルビン酸Kは、「保存料(ソルビン酸K)」と表示されています。
これを、用途名併記といいます。

注意が必要!

添加物は、物質名のすべてが表示されていて、一部については用途名も併記される、というのが基本ですが、実際には残念ながら違うことが多いのです。
実は、そのほとんどが「物質名が表示されていない」のです。
なぜこんな事になっているのか、というと、「一括名表示」という抜け道が用意されているからです。
一括名というのは、用途名とだいたい同じで、香料、酸味料、調味料などが、一括名(用途名)です。
これらの用途に使用される添加物は、物質名ではなくて、一括名だけでいいのです。
例をあげます。
リンゴ酸、乳酸、クエン酸が、酸味料として使ってあるとすると、「酸味料」という一括名だけを表示すればいい、ということになっています。

実は、ほとんどの添加物は、どれかの一括名に当てはまっていて、その結果、物質名が表示されていない、ということになっているのです。

では、添加物の被害を減らすことは難しいことなのでしょうか?