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食品添加物の定義

最初に知っておきたいこととして、食品添加物というものが、どのような定義をされているか、ということを書きます。

食品衛生法では、「食品の製造の過程において、または食品の加工もしくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するもの」とされています。

出典:食品衛生法 第4条

これはどういう事かといえば、ある原料を使って食品を作るときに、加工をしやすくしたり、長期間の保存を可能にする、というような目的で添加をするものが、食品添加物、という事になります。

食品添加物の種類

大きく分けると、食品添加物は「指定添加物」、「既存添加物」の2つに分類することができます。

指定添加物は、厚生労働大臣が、使ってもよい、と決めたものです。
これは、科学的に合成されたものがほとんどを占めまが、一部に天然のものもあります。
また、既存添加物とは、日本の国内で昔から広く使われていて、長い間使われていた、ということから、例外として使うことが認められているものです。
指定添加物、既存添加物の両方で、使っていいものが決められていて、それ以外のものを添加物として使うことは禁止されています。

日本での添加物の歴史

日本国内で添加物が使われるようになったのは、明治時代からです。
最初に使われていたのは、清酒に防腐剤として加えられた、サリチル酸といわれています。
それから、食品に対して科学合成物質が添加されることが増えてきたために、明治政府は食品に対して行われる着色に、鉱物性染料などを使うことを取り締まる規制を始めます。
これ以降から、添加物で有害、あるいは有毒なもののリストを公表して、それを使うことを禁止する、という形式がとられるようになります。
この方式を、「ネガティブリスト方式」と呼びます。
このネガティブリスト方式は、昭和の初期ごろまで続きました。
それから、1947年に、食品衛生法が決められて、今までのネガティブリスト方式とは違う、今の「ポジティブリスト方式」が定められます。
ポジティブリスト方式とは、基本的には添加物を使うことを禁止しながら、国が安全だ、と認めたものだけをリストで公表して、それだけを使うことを認める、という方式です。
これは、リストに掲載していない添加物は使えない、ということです。
この翌年からは、60品目もの添加物が許可されています。
それからは、経済の発展とともに、食品が大量生産され、大量に消費する時代がおとずれ、それとともに添加物の数も増えていきます。
次々と使える添加物が増えていき、海外で使うことが認められている添加物も、日本国内で使えるようにしよう、という方針によって、ますます使用できる添加物の数も増えていきます。
現在では、400種類以上もの添加物が使用可能になっています。
この調子では、今後さらに使用できる添加物は増えていくでしょう。